2009年03月18日

具体的な教え方

学習障害を持つ子を担当する場合、具体的にどんな教え方をしたらいいのでしょうか?

まずはその生徒のできるところとできないところを詳しく分析します。
保護者の方との協力も必要でしょう。
そして、その生徒がどこでつまずいているのか、どんなことが特徴的なのかを知ります。

その症状により以下のような教え方を授業に取り入れます。

絵や写真などのカードを用いて、視覚的にわかりやすいようにする。
大きなマス目のノートを与える。
黒板などを有効に使う。
前のほうの聞こえやすい席にする。
窓際から外がよく見える位置は避ける。
15分ごとに授業を区切って、集中させるような内容にする。
OHPなどを使う。
数字などの概念は具体的なものに置き換えたりして理解を図る。
模型を使ったり、実験で目に見えたりするようにする。
プリントは拡大して見やすくする。
電卓を使用させる。
その他の道具を使用させる。

運動面においては、その子が得意とするものを見つけて、そこから伸ばしていく。
ゲームや遊びなどを通して、運動を身につけさせていく。
できないことを無理強いしない。

一番大切なのは情緒面のフォローです。
学習障害の子は、できなかった自分に対して自信喪失したり、パニックになったりすることがあります。
二次障害を起こさないようにしなければなりません。

集団に入れない場合、他の子の中で面倒見のいい子を選んでその子と同じグループにする。
友達などとけんかになったりした場合、教師が仲立ちに入る。
お互いの理解を深めるために、教師が導く。

教師がやらねばならないことは無限大です。
そしてそれは試行錯誤しながら行わねばならず、とても難しいことです。
教師といえども、完璧にこなすことは難しいです。
専門家の意見も取り入れ、先輩方の意見も聞き、保護者からの意見も聞き、とにかくいろんな方面からの情報を得ましょう。
そしてそれをどんどんと授業に取り入れてみましょう。
教師が真摯に取り組めば、親御さん達からの理解も得られることでしょう。


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周りの親や担任への対応

学習障害の子を持つ親は、周りにどのように伝えるべきでしょうか?

学習障害、と聞いて、内容を答えることができる人がどれぐらいいるでしょうか。
周りの人には、なかなかいないのではないかと思います。
自分が学習障害の子を持って初めてそのことを知った親もいるかもしれません。
そしてそれを知ったにも関わらず、学習障害は子供によって千差万別なので、まだまだわからないことが多い方もいらっしゃるでしょう。

ましてや、他の親御さん達は、全く無知と言ってもいい状態です。
そういう方達の子供と遊ばせる場合、事前にいろいろなことを知らせておくことが大切です。

他の子と違った行動を取る点はどんな点か。
その場合、相手の子にはどのように対応してほしいか。
トラブルがあった場合はどのように対応すればよいか。

相手の親はひょっとしたら無知がゆえに差別的な考えを持っているかもしれません。
そんな人には、学習障害について、きちんと教えてあげましょう。
時間がかかるかもしれませんが、日本ではまだまだ知らない人が多いのです。

学校の先生ですら、学習障害のことをあまり知らない人が多いのが現実です。
今まで学習障害の子に接したこともない、というような人にいきなりちゃんと教えてくれ、と言っても無理でしょう。
今の日本の学校教育では、まだまだその対応が遅れています。
おかしな話と思われるかもしれませんが、学習障害を持つ親が、先生にその対応を教えていかなければならないのです。
それが現状です。

担任の先生が決まったら、担任にまず症状の一覧表のようなものを渡しましょう。
そして、その症状が出た場合、どのように対応してほしいのか伝えましょう。
また、授業についても、どのように教えてほしいのか、具体的に伝えましょう。

いったん知らせたとしても、いろいろな面で戸惑うことがあるでしょう。
担任の先生と、こまめに連絡を取り合い、その都度確認していきましょう。

担任の先生にとっても初めてのことであれば、どうしても行き届かない点などが出てきてしまうかと思います。
それでも、理解しようとしてくださっているんだ、ということを念頭に置き、すべてパーフェクトな対応を求めるのではなく、少しずつ歩み寄っていければいい、と思うことも大切なのではないかと思います。


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担任としての対応

学習障害を持つ子の担任となった場合、どのように対応すればよいでしょうか?

保護者が学習障害と認識していればいいのですが、していない場合は注意が必要です。
その疑いを感じたとしても、「あなたのお子さんは学習障害ですね?」などと言っては保護者の心情を害します。

まず学校での状況を話し、具体的にこういった場合でこのような行動を取るなどのリストを作っておくとよいでしょう。
保護者は受け入れられない方もいらっしゃるかもしれません。
そういった場合は、ひとりで抱え込まずに他の先生方や校長先生などにも相談してみましょう。
また、資料などを集め、保護者と共に考えていきましょう。
専門家の指示を受けることも一つの手立てです。
まずは保護者の立場に立って、決して上から押さえつけるのではなく、寄り添って話し合いましょう。

その子供が学習障害である、ということが判明したら、どのように授業を進行していけばいいでしょうか?
学習障害の子の親は、自分の子が他の子と遅れないようにしてほしいという思いでしょう。
特別プログラムを作ってほしいという人も出てくるかもしれません。
しかし、担任の先生は多くの生徒を一度に教えています。
なかなか特別扱い、というわけにはいきません。
平等に、と言われる親御さんも出てくるかもしれません。

しかし、担任となったからには、学習障害の子に対しても同じように指導していく義務があります。
同じように、というのは語弊があるかもしれません。
全く同じではなく、その子に合ったやり方で教えていかねばなりません。
どのような生徒にも得手不得手はあります。
担任のクラス全員の子供に対して、対応するのが担任としての役目です。

そして、他の子供達に対しても、理解を図っていくことが大切です。
他の子は、「どうしてあの子はああなの?」などと思うかもしれません。
その場合、きちんと伝えていくのです。
子供は大人よりずっと柔軟です。
きちんと理解さえすれば、それを受け入れることができます。
ちゃんと伝えない場合にいじめなどが起こるのです。

担任が教えることは、学校の勉強だけではありません。
こういうことを教えていくのも大切な役割であり、他の子供の成長にも、そして担任自体の成長にも必ずつながるのです。


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